2年―というのは
まぁモノのたとえくらいに思っていただけたら。
あるいは語呂の良さでもいい。
とにかく、今すでに動き始めている計画でないことだけは、
まず明言しておきます。
ま、イマは世の中、猫も杓子もカフェ状態なのでね。
その過熱がひとしきり終息し
ブームの波が引き潮に変わる頃、
(それと入れ替わるように)タイミングよく
世に出られたらなぁ…とは、漠然としたプランである。
要は気長に考えているということ。
ハナからそんな弱気で…と思われるかも知れないが、
「急いては事を仕損じる」とも。
完成を急いでイイ加減なモノをつくるのは主義に反するので、
じっくり詰めて少しでも理想に近付けたいと、かように考える次第。
私の考えるカフェ…イヤ、
そんな御大クインシー・ジョーンズみたいな大層なモンではない。
要はこの”2年後カフェ”の「売り」の話である。
カフェはいくつもの構成要素の集合体である…
珈琲、紅茶、食事。食器。椅子、机。
壁、床、天井。照明…
それら数ある構成要素の中、
私がメインに据えたいと考えているのは
<音楽>
詳しくはまた追々、さまざまな形で明らかにしてゆくと思うので、
今はごく簡単な説明程度にとどめておく。
音楽をカフェのメインに、売りに…と言っても、
ジャズ喫茶や名曲喫茶がやりたいワケではない。
はたまたDJブースなど設けて、一晩中踊り明かしたいワケでもない。
心地好い音の流れる、心地好い空間を演出したいのだ。
…サラリと書いた(つもりだ)が、↑コレが結論である。
最初に音楽ありきではナイ。
むしろ役割としては、音楽は最後の仕上げに当たる。
つまり客は食事やサービス、雰囲気、空間に
音楽抜きでもそれなりに満足している。
そこにフツーに有線の、どこか適当なチャンネルに合わせた・どこか適当な音楽がかかっても
おそらくそれはそれで成立する筈である。カフェとして。
いや現に立派に成り立っているカフェはいくらもある。
可もなく不可もなく、特に気にもならぬ程度の存在として。
しかしもしそこに
絶妙なタイミングで、絶妙に場と空気と、かつ客の心情をとらえた、
絶妙な音楽が流れてきたらどうであろう。
目にはさやかに見えねども―でも確実に、場の空気は一変するに違いない。
映画でもドラマでも、場面場面に音楽が付く。
その画と音が、もうこれ以上ない!…というくらい絶妙にハマっているときがある。
要はソレを”2年後カフェ”においてごく日常的に、しかも連続して起こしたいのだ。
それだけのコトである。
ごくごく大まかなトコロでこのようなアイデアがかねてより私にはある。
しかし今のところ私にあるのはそれくらいである。
上述のとおり音楽より以前、
カフェにはまずおいしい食事がなくてはならない。
机から椅子から照明から、
店の雰囲気にセンスの良さが感じられなくてはならない。
しかし現在の私は、それら要素に精通・熟達しているワケではない。
よって私は自分のアイデアを自分独りで具現化しようというつもりもない
(…なぁんてカッコつけて言ってる場合でもない)
もちろん最低限知っておくべき・得ておくべき知識/経験/ノウハウは、
時機を見て、限られた時間の中で身に付けてゆきたいと考えてはいるが、
とにかく現時点で明らかにできる計画はココまでである。
なのでココからのスタートを試みる。
なにか進展・変化などあれば、逐次書き足してゆく。
なおサイト名のサブタイトルである"HEAL THE PAIN PINE"とは、
私の名前を英国の某国民的人気アーティストの曲名にひっかけて、もじった、
それだけのものである。他意はない。
2004.3.13 Y.M